このコーナーの前回の更新以降、私の身体に腰痛は一度も発生していない。
それをよいことに、その頃は毎日のようにしていた真向法や腹筋運動をする頻度が、日々徐々に下がっていった。 超スローヒンズースクワットについては、やや回数は減ったものの継続していたのだが。 再び膝の痛みを感じるようになったのは、ひと月くらい前からだろうか。 これはいけない、と思い、スクワットを励行するようにしてみたが、結果は芳しくない。 段々と痛みが強くなる時期があり、早歩きをすると痛みを感じるようになった際には、小股でゆっくりと歩くよう心掛けて凌いだ。 一番状態が悪い時には、膝を曲げると痛いために正座ができなくなってしまった。 本格的な膝の痛みの再来である。 その後、特別に何をしたというわけでもないのに、膝の痛みは現在回復へ向かっていると感じる。 膝の使い方に大きな違いはないのに、何故痛くなったり治ったりを繰り返すのかが不可解である。 以前読んだ本に、痛みは身体が回復している際に感じるものだ、というような記述があったことを思い出した。 医者と薬に頼らない 病気の「本当の治し方」 というタイトルで、著者は世古口裕司氏である。 久しぶりに同書の膝痛の項を読み直してみた。 記憶力にはまあまあ自信があったのだが、すっかり内容を忘れてしまっていたことに驚いた。 同書によると、膝の痛みは腰の不調が原因とのこと。 腰さえしっかりと直せば膝の治療は必要ない、とまで断定的に述べている。 自身に当てはめてみると、腰痛防止のためにしていた真向法や腹筋運動をさぼり始めた時期と、膝の痛みが再発した時期が確かに重なっていると思い当たった。 同書を盲信しているわけではないものの、著者の指摘そのままの自身の体験から、膝の痛みを治す目的で真向法と腹筋運動を規則的に実行してみる価値はあると考えた。 実践できた場合の結果については、このコーナーで報告する。 膝の痛みのために定期的に膝の水を抜いている方に、同書を一度読んでみることをおすすめする。 |
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