東京に住んでいる時にはそんな妙な生命保険があることすら知りませんでした。
が、地方ではどこでもあるのでしょうか。 と言うのも、以前住んでいた過疎化が進む農村でも、また現在住んでいる別荘地がある地方自治体においても、まったく同じ保険があるからです。 その生命保険とは、交通事故にあった場合にのみ保険金が支払われるという交通事故限定生命保険です。 掛け捨て金額は一人当たり年間五百円です。 通院、入院時にも保険金は支払われるものの、それよりも死亡時には百万円もらえるという点が特に評価されていましたね、かつて住んでいた農村では。 我家ではその保険に別に魅力を感じませんでしたし、保険会社の生命保険に加入していたこともあり、いまだに一度も申し込んだことはありません。 死亡時に百万円支払われる恩恵についての農村時代のお隣りさんの発言はいまだにはっきりと覚えています。 「葬式代くらいにはなっどぉ」 なるほどそういうことだったんですね。(苦笑) で、この保険の申込書は毎年度始めに地方自治体から送られてきます。 しかも何故か既に家族全員の名前などが御ていねいにも印字されているではありませんか。 個人情報保護もへったくれもありません。 今住んでいるところは近所付き合いがないので分かりませんが、以前の農村ではけっこう加入者多かったですよ。 私が区長(公民館長)をした際に驚いたことは、勧誘など何もしてないのにこの保険のキックバックをもらえちゃったことでした。(いいのか) 戸数が多い行政区だったらばかにならない金額になると思われる還元率だったと記憶しています。 お察しの通り田舎ではめったに交通死亡事故は発生しません。 すると余りに余った保険料はどこへいくのだろうか、、、 建て前上は有効に活用されると謳ってあったかどうかも手元に加入申込書がないので不明ではありますが。 もしも全国から集めているとしたら、たかが一人五百円と言えども相当な額になりますぞこりゃ。 どういう仕組になっているのかを深ぁ~く追求していくと、、、 私が交通死亡事故に遭いそうなので止めます。 |
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