自治公民館長(行政区長)をしていた時に「青少年育成○民会議(○には市区町村が入る)」への出席を促されました。
どういう活動をしているのかが組織の名前からは想像できませんでしたので興味津々で会議に臨みました。 教育長、教育委員や学校関係者がいるのは当然ですが、青年団、婦人部などなど頭数をそろえるためではないのかとも思われる面々が呼び集められていました。 内容は、小中学校のそれぞれ生徒指導担当の先生による地域の生徒学生が最近起こした問題の報告でした。 犯罪にまで及ぶ可能性があるためか警察の人間も同席し、場合によっては青少年による事件の経緯の説明もありました。 私には年に数回開かれるこの会議の存在意義がどこにあるのかさっぱり分かりませんでした。 会長が「青少年非行ゼロ宣言」なるものを読み上げた時には、参加している人達の頭は大丈夫なのかと心配する自分の方がもしかしたら変なのか、とさえ感じさせられる始末でした。 今は使わなくなったワープロに8年前公民館長を終えた際に首長に提出した報告書のデータが残っていました。 そのなかのこの会議に関する部分を恥ずかしながらそのまま以下に引用します。 * ここから引用 * 青少年育成○民会議について 過去において、○内(○には市区町村が入る)で校内暴力の問題があった事は、私も耳にしておりますし、当時、それは全国的に、大きな社会問題として扱われていたと記憶しております。
* 引用終わり * あれから8年。 もはや個人の情熱、熱意を萎えさせるという構造的欠陥のある組織しか存在し得なくなってしまったこの国では、まず個人個人の意識改革から始めるしかないと痛感しています。 |
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