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続・これが大企業病か

No.110(2022.10.09)


前回のつづきです。

二回目のメールは、Lixilサイトの入力フォーマットに従って送ったので、画像が確認できないという理由が分かりません。

ごく一般的なAndroidスマホで送っているのですから。

画像データの拡張子を確かめて形式を変換して再送付、などという面倒なことをする気はさらさら無し。(苦笑)

方針転換してパーツ候補二つの型番でアマゾン内を検索することにしました。

レビューをいくつか読み進めるうちに写真付きの重要コメントをみつけました。

便座の製品番号が表示されている部分を写した画像に添えられた、ここで型番が確認できます、というもの。

電話サポートの担当者が教えてくれた便器のふた裏ではなく、便座裏ゴム足取り付け部分の近くだったのです。

さっそく我が家の便座で確かめると画像通りの場所にありました。

しかも型番は貼り付けシールではなく、プラスチック自体に刻印のように凹凸で表示されています。

電話サポート担当者が何も分かっていないことが分かりました。(笑)

便座の型番が判明したのでゴム足パーツの型番も確定しました。

アマゾンでも扱っていたものの、低く評価する気になるコメントがありました。

製品画像では四つ入りになっているのに一つしか送ってこなかった、という不安を感じさせるもの。

同様のレビューが複数ありました。しかも商品説明には個数が明記されていないのです。

これでは即注文というわけにはいきません。

っとここで、便座ゴム足の不具合は十年以上放置していたんだっけ、と思い直しました。(笑)

緊急性は皆無なのでありました。

後日、普段利用しているホームセンターで普通に陳列されているのを発見。(爆笑)

「灯台、下暗し」でしょうか。

型番を確かめていたので当たり前ですが、便座ゴム足はぴったりと合いました。

ちなみに価格はアマゾンよりも割安でしたぞ。

おっといけねぇ、本題はLixilのサポート体制でしたっけ。

批判悪口をつらつらと書き連ねたいところなのですが、ここまでの経緯で疲れてしまったので軽く箇条書き的に済ませます。(汗)

最初の電話対応に不備があったのはともかく、サイトからのメール送付ではなく別のメアドを指定した理由が不明。

しかも普通に送ったメールが指定されたメアド宛には届かないという理不尽。

メールでの問い合わせに対する回答に、便座ゴム足に関する問い合わせと明記しているにもかかわらず、画像が確認できない旨の記述のみという不親切。

メールでの担当者が事前の電話でのやり取りを確認しているとは到底考えられない「やっつけ仕事感」。

そのくせアンケートだけは二回とも直後に要請してくる夜郎自大さ。

書いているうちにどんどん腹が立ってきてしまいました。(苦笑)

サポートは直接利益をもたらさない部署ではあります。が、それにしてもひど過ぎます。

私の経験ではこれはLixilに限ったことではありませんし、拙サイトに同様の案件を何回か載せています。

いまから数十年前のこと、東芝のビデオデッキに対して執拗に苦情を申し立てる変わった人が出現して、ネットにサポート担当責任者との電話での会話を公開して話題になりました。

ネット上では、会話の一部をコラージュしてBGMをつけた秀逸な作品がその後いくつも現われて大いに笑わせてくれましたっけ。

黎明期からネットを利用している人なら周知の事実です。

この一件が「クレーマー」という言葉を一般化するきっかけになったと思っています。

各手抜きメーカーに告ぐ、サポートをパート、アルバイトや外注企業に丸投げするのは即刻止めていただきたい。

管理者は、クレーマー対策用に実施しているであろう録音を丹念にチェックして担当者の技量を吟味し、現状を認識せよ。

現場を未経験の経営者は保身より先に経験不足を深く自覚すべし。

無自覚にGAFAの恩恵に浴している場合じゃないでしょ。

古き良き時代の日本のメーカーが恋しい高齢者からの叱咤激励でした。


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